Plastic Model Gallery / Luftwaffe - メッサーシュミット Bf109 D コンドル軍団

1/48 ホビークラフト・カナダ



ホビークラフトカナダのBf109Dキットをストレートに組んでいます。ストレートすぎて各パーツの合いが最悪でした。普段最新のタミヤやハセガワのキットばかりを相手にしていた自分の力量不足を改めて痛感させられるキットでした。特にキャノピーと水平尾翼を支える支柱・・・この写真の状態でもキャノピーに隙間が残ってしまい、支柱に至っては水平尾翼の穴とかなりずれた場所に接着しています。少なくともこの2箇所は予め入念なすり合わせを要する箇所です。
コンドル軍団はスペインの内乱が起こった時にドイツが送り込んだ名目上義勇軍です。国籍マークの黒字に白バツと垂直尾翼の白地に黒バツが特徴ですかね?スペイン軍団がメッサーシュミットを送り込んだのはこのD型と初期のB型、C型、、それにE型までです(これ以降は第二次世界大戦突入です)。下面はライトブルー、上面はグレーです。通常ドイツ機は脚柱もグレーでの塗装になりますが、この例のようにブラックグレー+シルバーでのドライブラシをしてやるとパーツが際立ってよく見える場合があります(←主観になりますけど)
メッサーシュミットはこのD型までが2枚プロペラになります。最近の3枚以上のプロペラに見慣れているとかなり違和感があります(エンジンの推力に比例して枚数が多くなるそうです、日本軍の試作戦闘機「震電」は6枚プロペラでした)、その他機首の大きな開口部や翼下の燃料冷却器、エンジンのエアダクトなども以降のメッサーに比べて見られない箇所です。
デカールはイーグルストライクのものをそのまま使っています。ミッキーマウスの6−79号機です。キャノピー下の燃料給油口は機体胴体上部にあったものをこちらに移動しています(キットのあやまり)。D型のコンドル軍団の機にはアンテナ線やアンテナ支柱のないものが多い(?)ので、特に取り付けていません。このキットのキャノピーは透明度が低くまた一体整形されたものですので、コクピット内部もあまりいじっていません←意外にもシートやシートベルトのモールドの出来はいいと思います。
ちょっと全体的に組み合わせる時の手抜きが目立つ完成品になってしまいました。まだB型やE型のキット(ホビークラフトカナダ)を持っているので、次に作る時は各部のすり合わせや基本工作を徹底してやろうと思う次第です。主翼などには余計なパネルラインもあり・・・完全な資料不足です。手っ取り早くハセガワやタミヤあたりから出てくれればいいのですが、人気のない機種なので無理な話でしょう。アカデミーからも1/48の型が出ていますが、、どこの金型なんだろう?