Plastic Model Gallery / Luftwaffe - ドルニエDo335A−1改V9 プファイル

1/48 タミヤ



とても組みやすいタミヤのドルニエDo335プファイルです。試作機ということで資料が乏しい機体だけにキットや作例などを信用して仕上げていくしかないのですが、それでもヨーロッパあたりのサイトをくまなく検索すると実機の写真や博物館で復元中の機体のディテール写真など・・・十分な資料がそろいます
見ていた作成の90%がタミヤのキットを使ってデカールもキット付属のものを使っているので機番が一緒。ドラゴンの1/72などでは色々とバリエーションも出ているようですが、天の邪鬼でもある私はちょっと高めのイーグルストライクのデカールを手に入れて、A-0のプロトタイプになるV9を作成してみることにしました。
胴体両面と翼下にCPUIの文字、下側の垂直尾翼にV9のマークが入ります。Vは試作機に通しでつけられる番号なので色々と整備や調整を繰り返している雰囲気を出すために、機首周りとコクピット後ろのパネルを無塗装としてみました。一部パネルと無塗装にしてあるのは実機写真でも複座型のDo335に見られますし、連合軍に捕獲された機体の一部にも見られます。
アリクイの異名とおり、上面からの見た目がかなりノッペリしているので、いいアクセントになったのでは?と思いますが如何でしょうか?
実は翼下のCPUIの文字は省略しちゃっています。またループアンテナについては取り付け位置が試作機のタイプで変わっていたり付いていなかったりしており正直これが正しいのか必要なのかもよくわかりません
日本にも景雲という2機串刺しエンジンで1つのプロペラを回した飛行機が存在していましたが、前後で反転させる機体を作る発送はドイツならでは?ですかね・・・これだと双発の飛行経験が無くても飛ばすことが出来たらしいんですけど→こいつは双発機に属するんでしょうか?
後ろにもプロペラがあるので機体位置はかなり高いですね、主翼の後ろに自動で伸縮するはしごが付いていて搭乗員が操作できるもののようでした。この当時ドイツ軍は自力破壊できるネジ(リベット)を実用化していたので、脱出の際には後部のプロペラと垂直尾翼を吹き飛ばしての脱出になるようです。しかもこのDo335はどんな構造になっているのかわかりませんがイジェクションシートらしいです
タミヤということもあり、おそらく色々な部分がオミットされているんだと思いますが、全体のプロポーションやパーツ割りなどはとても組みやすくいいキットだと思わせるには十分なものでした。
しっかし・・・でかいので(っても現用機の比ではありませんが)今度作る時は1/72のドラゴンのにしよ〜(^^;