Plastic Model Gallery / フォッケウルフFw190A-8

第300戦闘航空団 第5(突撃)中隊 エルンスト・シュレーダー軍曹機
ドイツ 1944年11月

ハセガワ 1/48 JT94



 

ハセガワの新しい金型となったA−8のキットです
キットに付属しているデカールは第300戦闘航空団第5突撃中隊エルンスト・シュレーダー軍曹の1944年10月と11月の2種類、それに第2戦闘航空団司令官クルト・ビューリンゲン少佐の機体が作成できます
今回はこのうちのエルンスト・シュレーダー機、1944年11月の機体を製作しました
実機の写真がベルギーのWebで発見できました、この上の2枚の写真はどちらも1944年10月の機体です
こちら側からみて機体横の文字『Kolle alaaf』の横に『!マーク』が無いのが10月、あるのが11月のものです

キットには胴体の国籍マークの黒十時の縁取りがグレーになったものがちゃんと用意されていますが
上の写真を見る限り、グレーの縁取りは下半分にしかないように見えます
これが『!マーク』のある11月の機体です
残念ながらこちら側の国籍マークの色や
状態までは 写っていません(><)
こちらも11月の機体です (胴帯になってますね)

この写真を見ると長谷川のインストにある マーキングと塗装例はかなり正確に描いてあることがわかりました
(というかこの写真が元になっているんだと思います)

国籍マークの縁取りはこちら側は白で上もあるタイプです
この状態で反対側の国籍マークも同じになっているかわかりませんが
胴帯が描かれた時に両側ともこの国籍マークになった(!)
と勝手に想像して反対側も白縁取りのものを使う事にします
最近の一連のハセガワFw190シリーズは旧ドラゴンのものに比べて雲泥の差です
ドラゴンのA−8を作っている間に、2機はできてしまうというほどの違いです

特に機首周りはタミヤよりも形がすぐに作れるのではないかと感じています
脚庫内も複雑なパーツ分類もなく最低限のパーツで実感の高いディテールが再現できます
左右2門ずつある機銃は真鍮管で作り直しています
真鍮管もハンズで売っているような汎用的な真鍮管よりも
少し高いですがWAVEのC-PIPEの方が金属が薄いため加工がしやすく実感も十分になります

というかそれ以前にそこら回りの基本工作が追いついていないのが難点ですが(><;;;)

照準機も3つのパーツでつくるようなタイプ
クリアパーツ1つで整形さえれてるものよりもはるかに綺麗に仕上がりますが
Fw190の場合ほとんど埋め込んで見えなくなってしまうのでもったいなぃ・・・

シートベルトはエデュアルドの色付きエッチングFw190用を使っています
(右側をつけていないのは、右側だけ機体の外に垂れたように仕上げてみようと思ったからです)
ただしあとからコクピットに入れる場合、シートパーツとコクピットのパーツに余裕がないので
こんなに薄いエッチングでも干渉して入りませんので注意が必要です・・・でした(笑)

その他、ブレーキ線は脚カバーとの間に隙間がないので4つの接着箇所に線が入る程度の溝をほり追加
またキャノピーは開状態とし、アンテナ線を追加


この程度の追加ですが、工作のストレスもなく塗装なども楽しめて非常にいいキットです

で、完成です